J-DEVICES

STAFF INTERVIEW 社員インタビュー

STAFF Interview

1本のショートさえも許さず、極小の世界でワイヤを張り巡らす。

山本 奨

第二技術部 組立技術第二課(大分県)
宮崎大学大学院 工学研究科 応用物理学専攻 修了
2013年入社

株式会社ジェイデバイス 山本 奨

■ワイヤボンディングは、後工程の花形。

太陽電池が身近にある大学にいたことから太陽光に関連する半導体に興味を持つようになり、大学院では半導体の研究に携わりました。その後、半導体業界に絞って就職活動を行い、ジェイデバイスの会社説明会に参加。そこで、ジェイデバイスは世界と戦える数少ない日本企業の一社であることや、明確な成長戦略を持って事業を行っていることを知りました。また、他社と比べて親しみやすい社風にも惹かれて、ジェイデバイスならば安心して働くことができそうだと、入社を決めました。

私は2013年の入社以来、「ワイヤボンディング」という工程を担当しています。ワイヤボンディングとは、チップと基板を極めて細い金属ワイヤで電気的に接続していく工程であり、隣接するワイヤ同士が接触しないように極小の間隔で配線していきます。新製品の立ち上げや、接合条件の見直し、ワイヤを張る形状の評価・改善などを行い、より良いプロセスの確立をめざしています。

個人的に、ワイヤボンディングは後工程の中でもっとも難しい工程だと思っています。その理由は、人間の髪の毛の3分の1程度の太さしかないワイヤを張り巡らせるという技術的な難しさに加えて、多いもので1000本に及ぶワイヤのうち1本でもショートしたら不良品になってしまうという緊張感があるからです。難しい分、ワイヤボンディングにはものづくりの醍醐味が詰まっており、半導体後工程の「花形」とも言われています。

株式会社ジェイデバイス 山本 奨

■億単位のコストダウンに貢献できる可能性も。

ワイヤでチップを基板と接合させるために、ワイヤボンディング装置のパラメーターを設定するのですが、コンマ数秒の間にワイヤを押さえつけたり、横に動いたりと、装置は高速で多岐にわたる動きをするため、調整すべきパラメーターの数は非常に多く、最初はパラメーターごとの動作を把握するだけでも苦労します。私自身、何度も実践や確認を繰り返して、入社3年目頃からようやく自分が考えた通りに動かせるようになってきました。ワイヤをどう配線するかは個人の裁量に委ねられており、何段もの積層チップがワイヤで接合されていく様子は見とれるほど美しく、自分が考えた通りに接合できると本当に感動します。

私たちのミッションは、量産時にワイヤの剥がれなどのトラブルがないように、より良いプロセスを確立することです。試作段階では完璧だと思っていても、部品の摩耗や強度の変化などによって、量産時になって始めて顕在化する問題もあります。ワイヤが1本でもショートすれば不良品になってしまうという厳しさは、コストに大きくのしかかってきます。だからこそ、数万個に一個の不良品も出ないパラメーターを生み出すことができれば、事業に及ぼす影響力は絶大です。先輩の中には、億単位のコストダウンに貢献した方もいます。私も、億単位までは行きませんが、剥がれに対して有効なパラメーターを発見し、コストダウンに大きく貢献できた実績があります。

株式会社ジェイデバイス 山本 奨

■ワイヤボンディングの奥深さは、底知れない。

現在の業務においては、ワイヤボンディング前後の工程の担当部門や装置メーカー、解析の部署など、さまざまな人たちとの関わりがあります。そのため、技術や知識だけでなくコミュニケーション能力も伸ばすことができます。また、ジェイデバイスは若手にもチャンスを与える風土があり、上司や先輩に仕事の相談をした際にも、こちらの意見を尊重してもらえます。大きな裁量を与えて任せてくれるからこそ、エンジニアとして成長できるのだと感じています。

ワイヤボンディングは想像をはるかに超えて奥の深い世界です。入社前は、特定の工程に興味を持っていたわけではありませんが、今ではワイヤボンディングの面白さに夢中になっています。不良品が出ないパラメーターを追求するだけでなく、出来上がった配線の美しさにもこだわったりしています。学ぶべきことはまだまだ多く、今後は装置メーカーのトレーニングを受けるなどして、知識をもっと増やしていきたいです。

また、もう一つ挑戦したいことは英語です。英語力を伸ばして、海外での業務も経験したいと考えています。基本的なボンディングの工程自体は世界中で同じですが、海外ではどのように取り組んでいるのか、自分の目で確認したいです。現在の業務においても、装置メーカーやワイヤメーカーが海外の企業であることも多いため、英語力が身につけば、こちらが求めているものをより正確に伝えられるようになります。

OFF-TIME

株式会社ジェイデバイス 山本 奨

大学時代にはウインドサーフィン部に在籍していたのですが、部活の合宿で体験したスノーボードの魅力に取り憑かれてしまい、それから今に至るまで10年以上スノーボードを続けています。大分から近いスキー場のほか、広島や北海道、長野まで遠征して滑ることもあります。今の目標は、2年以内にカナダの世界最高峰のスキー場で滑ること。そのためにも英語力を鍛えたいですね。会社の中にもスノーボード仲間ができたので、一緒に滑りに行くことがあります。

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